【北米】ジョンミューアトレイル(John Muir Trail, JMT)概要



 2024年9月22日~24日の3日間、アメリカのジョンミューアトレイルを歩いてきました。
 今回歩いたTuolumne Meadows~Yosemite Valleyは、ジョンミューアトレイルのほんの一部ですが、山頂を目指さず緩やかな道をのんびり散策するようなルートです。
 この記事ではまずジョンミューアトレイルの概要と、必要な許可証や道具類などを紹介していきます。

■ジョンミューアトレイル概要


 アメリカ西海岸、カリフォルニア州とネバダ州、ヨセミテ渓谷から米国本土最高峰のホイットニー山までを結ぶ全長約340kmのロングトレイルです。 日本の登山道より広くて緩やかな道が続き、のんびりとシエラネバダの雄大な自然を堪能しながら歩ける道です。
 一気に歩ききるスルーハイク(Thru-Hiking)だけでなく、セクションごとに歩くこともできるので、自分の時間に合わせてルートも選べます。
▽JMTの全ルート



■地図・ガイドブック


 今回「John Muir Trail Topographic Map Guide」を購入しました。
 ルートやその距離、高低差、テントを張れる場所やキャンプ場などが一目でわかるので重宝します。
 なお日本の『山と高原地図』のようにコースタイムでは書かれていません。

■パーミッション(許可証)


 JMTを歩く際に必要なのが国立公園の許可(パーミッション)です。
※Wilderness Permit Reservations
https://www.nps.gov/yose/planyourvisit/wildpermits.htm
 事前予約が必要で、1日の人数に制限があります。そのため行きたい日に行けるかどうかはパーミッションが取得できるかどうかにかかっています。
※ヨセミテ国立公園については登山開始当日の午前10時(遅くとも11時)までにいくつかある事務所(Wilderness Permit Stations)で写真のような許可証を発行してもらい説明を受ける必要があります。
※インヨー国立公園はプリントアウトして持っていればいいそうです。

 取得は以下のURLを開き、青色の「Explore Available Permits」をクリックしたページで日付や人数を選択できます。
 ちなみに、今回利用した登山口は「Cathedral Lakes」Trailheadでしたが、人気のルートなのでなかなか予約が取れなかったです。
 「Donohue Pass」を越えるルートも人気なのでパーミッションは取りにくいです。

パーミッションの予約

エリア URL
Yosemite National Park https://www.recreation.gov/permits/445859
Inyo National Forest https://www.recreation.gov/permits/233262

■装備概要

 登山道上に山小屋はないので、基本的にテントも食料もすべて背負って歩く重装備になります。
 途中に何か所か道路沿いに補給のできるサイトがあり、食料等の補充だけでなく、ご飯を食べたり、シャワーを浴びたり、洗濯したりできます。そのため装備がどれだけの重量になるかは、歩くルートと補給地までの距離次第となり、事前の計画が重要になります。
 なお、水はキャンプサイトや沢で調達が可能なのでそれほど気にしなくても大丈夫です。

今回の装備

今回の装備は以下の記事をご覧ください。

【北米】荷物紹介。ジョンミューアトレイル(John Muir Trail, JMT)2泊3日

【北米】ジョンミューアトレイルに持って行った荷物・装備の紹介です。




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